製材と音
寒さが身に染みる季節になってきました。
朝、晩の空気の冷たさが、少しずつ冬の訪れを感じさせます。
いつも以上に体調管理、お気をつけください。
さて、製材を学び初めのころ、製材中の課長に時々
「今のわかったか?」と聞かれることがありました。
最初のうちは、何のことを言っているのかわかりませんでしたが、
製材中の音の違いでした。
製材はもちろん目でも確認しますが、音でわかることも多くあります。
丸太に刺さった石を挽いてしまったとか、丸太に割れが入っているとか、
帯鋸の切れ味が悪くなっている、割れている、アテ材と呼ばれる材料を挽いた時など、
最初はわかりませんでしたが、不思議と毎日聞いていると、アレ?と気づくようになりました。
時には機械から、いつもと違う音が聞こえたり、その場合には、機械をすぐに止め
点検をし、原因を見つけ改善します。
小さな気づきから、大きな事故防止につながることもあります。
日頃の点検もそうですが、見るだけではなく、耳を澄ますのも大事な作業になります。
是非皆さんも、異音や違和感、気づきをそのままにせず、点検、原因究明、改善を
心がけましょう。
それではまた。