拝啓・木材課峯岸です。
5月よりフローリング材、収縮や水分変化を極める為、
実際の施工状態での測定サンプルを作り、毎日水分変化や継ぎ手収縮変化を観察実施中です。
これまでは、地域又気候など平均的なデータが基本でご案内しておりましたが、
やはり温度や湿度などその場所での環境の違いで、大きく変わってしまいます。
そこで、わたくしも季節変化以上な物があれば、
もっと無垢材の暮らし方をアドバイスに繋げられると考え、この様な観察を始めました。
測定しているのは、杉フロア材21㎜材にて測定観察しています。
現在使用中材は、30㎜ですが、今後は21㎜なども普及検討しています。
観察素材も上から白材、赤白材などで経過観察を行っています。
測定法は、朝出社時事務所内気温湿度記録それから素材測定Pを、含水計にて測定平均値を割り出しています。
更に素材収縮変化も状態確認やり始めて約3カ月程度ですが、参考になる事がある程度解ってきた事があります。
湿度変化これ元々基本ですが、朝の測定時室内湿度又日中の室内湿度状況にて水分が変化しています。
時間にすると約10時間程度環境変化にて、水分が約0.3~1%程度変化を確認しました。
6月7月中は湿度も高い日が続きますが日中は、エアコンを使用します。
わたくしの事務所では、MAXでも50%程度までしか日中は落とせませんが、湿度差があります。
素材もエアコン使用中は、乾燥されて行きますが、夜間湿度が上昇して水分を吸い込みます。
結果夜間日中がある程度似たような生活環境湿度変化なら、素材もそれに合わせて水分が安定していますが、
エアコン未使用の場合その湿度状態に応じた水分上昇しています。
これからの湿度も低下する季節になります。
わたくしも見逃さない様残り9カ月全集中で記録していきます。
次回変化秋冬号、またのご搭乗お待ちしております。