こんにちは。保険課の熊坂です。
先日の出来事です。
明け方の4時半頃、
業務用の携帯に一本の電話が。
こんな時間に誰だろうと思い、
寝惚け眼で電話に出ると
お客様からのお電話でした。
『〇〇です。事故を起こしてしまいました。
車が動かせなく、渋滞も発生しているので
早急にレッカーの手配をお願いします。』
気が動転し焦っているようでしたので
簡単に状況と場所をお聞きし、
すぐにレッカーの手配をしました。
急いで支度をし現場に向かうと、
普段渋滞の発生しない場所が大渋滞。
やっとのことで現場に着くと、
ちょうどレッカー車で作業をしており、
車が大破していました。
お客様に状況をお聞きすると、
高架橋を走行していたところ、
前方に車線変更してきた車がきたので
軽くブレーキを踏んだら、
路面が凍結していたようで
タイヤがスリップし、
回転しながら高架橋の端まで滑っていき
フェンスに激突したとのことです。
その高架橋は、
全長約600メートルある橋ですが、
橋の3分の2を過ぎた辺りから端まで
スリップしたということは、
約150メートルは回転しながら滑ったことになります。
想像しただけで恐怖です...
幸いにもお客様に大きなケガは無く、
他に巻き込んだ車もありませんでした。
私も何度かスリップした経験がありますが、
橋の上は水分が溜まりやすく、
地熱の影響もなく風が上下を通り過ぎる為、
特に冷え込む夜間〜明け方は
路面が凍結しやすいのです。
今年は暖冬と言われ
雪もあまり降っておりませんが、
12月頃〜3月頃までは
路面凍結することがあります。
皆様も凍結しているかもしれないと思う道路では、
乾燥した路面の何倍もの車間距離を取り、
極力フットブレーキは使わず、
エンジンブレーキで車の制動をしましょう。
仕事柄、色んな事故に遭遇しますが、
やはり冬場の焦りが生じやすい
通勤時間帯のスリップ事故は
非常に多いです。
事故を防ぐには、
時間に余裕を持って、
慎重に運転をすることはもちろん、
日頃から天気や道路状況を確認する習慣を
身につけることも大切です。