ブログ

再生砕石とは?

カイハツ ブログ

投稿者[仙南カイハツ商事 関口]

こんにちは、業務課の関口です。
一日の長さがうれしく感じられる一方で水をたっぷり含んだ草木が生き生きとし、
剪定・除草作業に多くの時間を割かれる季節ともなりました。

 

仙南カイハツ商事では、昨年より再生骨材の製造販売を開始しております。
改めて、再生砕石とはどんなものか、ご紹介させていただきます。

再生砕石とは、建物の解体工事や土木工事現場から排出されるがれき類や石、
セメントコンクリート、アスファルトコンクリートなどをリサイクルして、
砕石に加工したもののことをいいます。
「再生クラッシャーラン」などと呼ばれることもあり、
更に「RC40」や「RM40」と呼ばれる種類に分類されます。
RC40は0~40mmの砕石が含まれた再生クラッシャーランのことを指します。
RM40も、粒度0~40mmの砕石・建設廃材が含まれる再生クラッシャーランであることはRC40と同様ですが、
新材などを加えて粒度を調整しているため、再生粒度調整砕石と呼ばれています。

再生砕石の特徴をまとめると以下のような特徴があります。
・他の砕石と比較して安価
再生砕石は廃材となるコンクリートなどを利用したリサイクル商品のため、
他の資材と比べて価格が安価で工事費用が抑えられます。
・環境に優しい
建設廃棄物から異物を除去し、砕いた資材を再び幅広い建設現場で使用できるようにしているため、
リサイクルや循環化の象徴といえます。

また、再生砕石が使用される場所として以下のような例が挙げられます。
・駐車場の整備として
大きな粒と小さな粒が混合しているため、路面に転圧を行うと固く締まります。
・レンガ敷き・石畳の基礎として
沈下防止を防ぎ、凹凸もできにくくなります。
・空き地などの雑草防止剤として
アルカリ性の再生砕石を敷いておくことで、雑草を抑制する効果があります。

近年、建物の解体工事が行われることが多くなり、産業廃棄物の量が増えています。
それに伴い、最終処分場の余力がなくなり、
産業廃棄物を不正処理する業者が増えるというような悪循環にもなっています。
建設廃棄物の2割程度が、コンクリートやアスファルトだと言われておりますので、
これらの建物廃棄物を単にすてるのではなく、
資材として再利用すればこうした問題に一石を投じることになります。
再生砕石は、近年の「循環化」や「サステナブル」を重視する社会において、重要な役割を担う資材となっているのです。

当社では、令和4年7月15日より生コン再生骨材:RC40の販売を開始しております。
100%生コンを原材料として路盤の材料等、幅広く皆様のニーズに対応できる体制にて
製造から販売まで自社工場にて取り扱っております。

ぜひ、ご用命くださいませ。

© 2015 サカモトグループ