こんにちは。総務部の安倍です。
みなさんのご家庭では、お歳暮をお送りする習慣はありますか?
お歳暮を手配したり、いただいたお歳暮を把握して御礼状をお送りしたりする業務も、総務の仕事です。
私もゆとり世代直下の人間ということで、
恥ずかしながらお歳暮やお中元のやり取りについてはあまり馴染みがなかったのですが、
業務のなかでお歳暮の文化について学ばせていただいております。
そもそも、「歳暮」とは「年の暮れ」を表す言葉で、起源は中国の慣習・道教の行事とされています。
日本で始まったのは室町時代からだそうで、
年の暮れから正月にかけてのご先祖様への御供え物が日本でのお歳暮の始まりと言われています。
御供え物を身内やご近所さんに配るようになり、やがて今の「お歳暮」の文化になったようです。
ちなみに、「お中元」も元々道教由来の暦をあらわす言葉で、日本のお盆の風習と結びつき、
今のお盆の時期に贈り物をする行事として広まっているようです。
江戸時代には、掛売の清算を半年ごとで行う習慣があり、
その清算時に得意先にお礼として贈り物をするといった意味合いがあったようですが、
現代のお歳暮(お中元)でも、日頃お世話になっている方への感謝の気持ちを込めて、
ギフトをお贈りします。
一般的には、お中元は半年分、お歳暮は1年分として捉えられるので、
お歳暮の方に重きをおくのがよいとされています。
お中元もお歳暮も、一度お贈りするとその後は毎年習慣的にお贈りするものとされているので、
(昨年は贈ったが、今年は贈らないとなると、
どういう事情があるのか懸念を生み、失礼にあたるためです。)
お贈りする前に、贈り先との関係性をよく吟味する必要があります。
そんなお歳暮ですが、
11月末頃から12月中旬くらいまでに贈ることが多く、
今まさにお歳暮シーズンとなります。
お歳暮をお贈りするのにも、細かいマナーもありますし、
いろいろなギフト会社が案内を出しており、何を贈るべきか迷ってしまいますよね。
ただ、やはり大切なのは、贈る相手への日頃の感謝の気持ちです。
日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える手段としては、とても良い文化です。
毎年お歳暮を贈っている方は忘れずに。
お歳暮を贈ったことがないという方も、
お世話になった方への贈り物をご検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、私からみなさまに。恒例のギフトをどうぞ。
感謝を伝える年末の贈り物とかけまして、
マリア様とときます。
そのこころは、
どちらもせいぼでしょう。