こんにちは、経理の高橋です。
2008年から実施されたふるさと納税について、以前から気にはなっていましたが、手続きが面倒そうなどの理由から行ったことはありませんでした。
しかし、2015年から特例控除額の上限が2倍となり、要件を満たせば確定申告が不要となるワンストップ特例制度ができたことにより、大分敷居が下がりました。
ふるさと納税の趣旨は
多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。
その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。
そこで、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」、そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。
というものです。
ですが、実際にやってみないとわからないということで、私もこの制度を利用してみました。
手続き自体はいたって簡単で、ポータルサイトから寄付をしたい自治体を選び、支払金額と支払方法を選んで、個人情報を入力したら完了です。寄付金の用途も選べました。
一部趣旨に添わない返礼品を送っている自治体や、都心部の自治体の税収減による行政サービスの質低下懸念等問題が挙げられておりますが、返礼品は素直に嬉しいですし、返礼品を頼むことにより地元業者の売上となり、それが雇用に繋がり、地域が活性化するであろうという点や、返礼品が地域の知名度を上げ、観光や移住などの促進に繋がり、やはり地域が活性化するであろうという点など、個人的には地方の活性につながるメリットの方が大きいと思いますので、ある程度のルール作りは今後も必要でしょうが、趣旨そのものは賛同できる部分が大きいので今後も継続してほしいと思っております。寄付金の用途を選べるという点も良いと思います。
私は山間地域や農林業を応援という用途を選択しました。
個人的に、地方の第一次産業の安定なくして日本の将来は無いと考えておりますので、こういった取り組みには積極的に関わっていきたいと思います。
※寄付金の控除には限度額や対象外の金額が設定されておりますので、詳しくは総務省のサイト等確認してください。
ちなみに全く関係ありませんが、写真は今日の船岡城址公園の様子です。今週末くらいが満開でしょうか?