晴れたかと思うと曇ったり、雨が降ったりとなかなか安定しない今日この頃。
来週にも梅雨入りの予報が出ていますね。6月と言えば皆さんは何を思い浮かべ
ますか?衣替え、避難訓練、あじさい、ジューンブライドに父の日など。
祝日がなくても何かといろいろありますね・・・(笑)
さて、本日は担当させて頂いているO様邸のお話をしますね。
先日のとある吉日に上棟式(じょうとうしき)が執り行われました。
棟上げ(むねあげ)まで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成する
ことを祈願する式です。屋根の一番高い所の接合部分(これを棟といいます)まで
組み上げた時、骨組みが完成となります。
基礎の上に土台を敷く時、上棟時は天候にとても気を遣います。
安全面や様々な観点から現場監督が見送りの判断をしなければならないからです。
O様邸も天候が思わしくなくやむなく日程を変更させて頂きました。変更した
その日は澄み渡るような青空!絶好の棟上げの日となりました。
祝詞(のりと(神前でのお祈り))をあげ、棟梁に現場を浄めてもらい、ご家族の皆様
からもお祈りをして頂きます。更に『釘打ち式』といって、お施主様に玄翁(げん
のう)と釘を持って頂き、お好きな柱などに打ち付けて頂きます。工事が何事も
なく、スムーズに完成しますようにとの祈願です。
続いて『餅まき』を行いました。現在の上棟式は簡略化される事が多く、とっても
貴重な儀式です。災いを払うために始まったといういわれがあります。
いつの間にか建物の外にはたくさんのギャラリーが集まっていました。お子様達も
一体何が始まるんだ?!とワクワクしるようでした。
お施主様と棟梁らに屋根に上ってスタンバイ。一斉にたくさんのお餅やお菓子、
小銭などをまいて頂きました。子供も大人も夢中になって手を伸ばしたり、
拾う姿がとても印象的でした。どの人の顔も笑顔で、とてもいい式になって
良かった~と安心しながらも、早くシャッターを切らねばと思う自分がそこにいました。
後日、O様とお話しをした際、「やっぱり日程ずらして正解でしたね。本当にいい上棟式
でしたよね。」とのお言葉を頂戴しました。お互いが寄りそいながら完成に向かって
いるのを改めて感じ、とてもうれしくなりました。お子様達の思い出の1ページに残って
くれたらいいなぁ、などと思いながら現場を後にしました。
O様、今後も安全確実に工事を進めて参りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。